RICOH IMAGING

花火撮影テクニック
撮りながら確認して露出、ピント、画角を合わせ込んでいく

AFボタンでフォーカスを合わせてレリーズ、約2秒の露出中にフォーカスリングをダイレクトに至近距離側に回転させます。するとピントの合った花火とボケた花火が1枚の写真の中に写し込めます。緑色と赤紫色の花火が大きくボケていて、ファンタジックに写すことができました。計算してもなかなか難しい写真ですが、たくさんのショットの中から生まれたものです。難易度の高い写真が写せたときの喜び、これも写真の醍醐味といえます。ここではマニュアルでフォーカスリングをダイレクトに回転させることができるというのがポイントです。
2つ入れてみました。あまりたくさんの花火を入れても画になりにくいので、2から3個の花火が開いて終わった時点でシャッターを閉じるくらいがちょうど良いでしょう。
複数撮影のアレンジバージョンです。
同じくAPS-Cと200mmで撮影。花火のボリュームを表現することができます。

フィルムでは難しいかった被写体ですが、デジタルになってからは撮ってすぐに確認ができるので、ガシガシ撮って、露出、ピント、画角などをどんどん合わせ込んでいけば自分なりの花火が撮れるようになってきます。このページでは、池永一夫の写真三昧から一部抜粋し、花火の簡単な撮り方についてお届けいたします。まずはカメラの設定から具体的に見て行きたいと思います。

1)シャッタースピード:撮影モードは長時間撮影をするためにB(バルブ)にします。シャッターを開けている時間は、何度か撮ってみて、花火の開き具合や重なりを見ながら決めます。

2)ISO感度:なるべく低感度に設定してノイズを防ぎます。

3)絞り:シャッタースピードは花火の開き具合や重なりを見ながら決めますので、露出は絞りで調整します。ISO感度200でF16前後が目安になります。オーバーであればF22などの大きな絞り値を用います。

4)ピント:オートフォーカスとマニュアルフォーカスを上手く使います。花火にもオートフォーカスは対応しますので、一旦AFでピントを合わせた後、マニュアルに切り替えて固定すると良いでしょう。この時、ピント位置が動かないよう、フォーカスリングをテープで止めてしまうのも良いですね。

5)リモコン(レリーズ):シャッターを押すにはケーブルスイッチCS-310(機種によってはCS-205)を使います。リモコンでもOKですが、カスタムメニューで「B時の撮影方法」をMode2(最初のシャッターで露光開始、2回目のシャッターで終了)などの設定をしてB(バルブ)でもシャッターの開閉ができるようにしておいてください。なお、指でシャッターボタンを押すとぶれの原因になります。

6)その他1:画像仕上げは鮮やか仕上げがオススメです。花火の色もより鮮やかに仕上がります。

7)その他2:撮影後の画像処理に時間がかかっているようでしたらノイズリダクションの設定をOFFにします。

レンズは、標準ズームがあればほぼ事足りるのですが、200mmくらいの望遠レンズがあると、花火の一部を切り取ることができ、さらに面白いです。被写体に寄れば花火の一般的なイメージからかけ離れ、写真独特の表現になります。すなわち遠近感の圧縮によって平面的な表現になりますが、花火のボリュームを表現することができます。こういう切り口も、花火/写真の魅力を再発見することでしょう。

あとは、カメラを三脚に据え付けてフレーミングし、打ち上げ音あたりからシャッターを開け、十分に開いたところでシャッターを閉じればOKです。花火の色によっては同じ露出でも暗くなってしまったりすることがありますので、絞り等で調整してください。どんどん慣れていくと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。

ご参考:スクエア通信では、花火撮影にウチワを活用するちょっとしたアイデアをご紹介しております。こちらもあわせてご参照ください。



ページトップへ