RICOH IMAGING

3種類から選べるPENTAXのマクロレンズ

マクロレンズは被写体を大きく写せるレンズの総称で、PENTAXのKマウント用レンズでは、D FA MACRO 100mmF2.8 WR、D FA MACRO 50mmF2.8、DA 35mmF2.8 Macro Limitedの3種類があります。それぞれに特徴がありますが、ここではスペック表を見ながらその焦点距離に絞って、違いをご紹介したいと思います。

PENTAX KP + smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR
F5.6 1/500s ISO200 カスタムイメージ:鮮やか(詳細設定) ホワイトバランス:太陽光。マクロレンズについては写真三昧「3種類のマクロレンズを使いこなそう(1.画角編)」「3種類のマクロレンズを使いこなそう(2.パースペクティブ/遠近感 編)」でもお楽しみいただけます
                                                                                                                                                                       
smc PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8 WR smc PENTAX-D FA MACRO 50mmF2.8 HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited
焦点距離(APS-Cカメラ装着時35mm判換算)100mm
(153mm)
50mm
(76.5mm)
35mm
(53.5mm)
開放絞り値F2.8F2.8F2.8
最小絞りF32F32F22
画角16°31.5°44°
レンズ構成8群9枚7群8枚8群9枚
絞り羽根枚数8枚8枚9枚
最短撮影距離0.303m0.195m0.139m
最大撮影倍率1.00倍1.00倍1.00倍
フィルター径49mm49mm49mm
最大径 x 長さ65 x 80.5mm67.5 x 60mm63 x 46.5mm
質量(重さ)340g265g214g

撮影倍率と撮影距離

この3種類のマクロレンズは、すべて最大撮影倍率が1.00倍の等倍撮影が可能です。ここで言う「等倍」とは、被写体がイメージセンサー上で実物と同じ大きさに像を結ぶ(写る)ということで、1cmのものは1cmとしてイメージセンサー面上に像を結びます。それぞれ最短撮影距離(イメージセンサー面から被写体までの距離)で最大撮影倍率(1.00倍)での撮影が可能ですので、D FA MACRO 100mmF2.8 WRは0.303m、D FA MACRO 50mmF2.8は0.195m、DA 35mmF2.8 Macro Limitedは0.139mで、等倍撮影が可能になります。D FA MACRO 100mmF2.8 WRは3種類のなかでは一番離れた場所から拡大撮影できますので、被写体に近付きにくいようなシーンで活躍できます。

画角と焦点距離

画角は、実際に写る範囲を角度で表したもので、焦点距離が長くなると画角は狭くなります。D FA MACRO 100mmF2.8 WRは16°、D FA MACRO 50mmF2.8は31.5°、DA 35mmF2.8 Macro Limitedは44°となり、焦点距離が長いほどクローズアップされ、短いほど周辺の景色が入ってきます。

被写界深度

撮影距離、焦点距離で左右されるものに被写界深度があります。被写界深度が浅いほど遠近感があり(ぼける範囲と分量が多くなります)、被写界深度が深いほど遠近感が少なくなってきます(ぼける範囲と分量が少なくなります)。(ピント位置前後でもピントが合っているように見える部分が多くなってくるので、「圧縮感が出てくる」という表現を使ったりもします)。

被写界深度はF値(絞り値)、焦点距離、撮影距離で決まりますが、F値が小さくなるほど、被写界深度は浅くなり、大きくなるほど被写界深度は深くなります。また、焦点距離は長くなるほど、被写界深度は浅くなり、短くなるほど被写界深度は深くなります。撮影距離は、短くなるほど被写界深度は浅くなり、撮影距離が長くなるほど被写界深度は深くなります。

例えば花を等倍付近で撮影する場合、ピント合焦部分以外がぼけ過ぎてテーマがわからなくなりがちですので、ある程度絞って撮影するか、焦点距離が長めのレンズの方が使いやすいこともあると思います(焦点距離が短いレンズでの等倍撮影は、被写体に近付く必要があるので、撮影者自身のカゲができてしまって撮りにくいこともあります)。

一方で、スナップの要素を取り入れた情景を生かしたマクロ撮影などは、短めの焦点距離ならではの写真になると思います。

 

 

マクロレンズについては写真三昧「3種類のマクロレンズを使いこなそう(1.画角編)」「3種類のマクロレンズを使いこなそう(2.パースペクティブ/遠近感 編)」でもお楽しみいただけます



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